リーバイス701で、各ディテールからギャラ入紙パッチ期の501XXと同時期に作られたと推測されるものである。裾に赤耳こそ見えないが、隠しリベットを始めとしたディテールは、501XXと変わるところがない。生地は、やはり501XXのものよりもライトオンスのものが使われているが、片面タブの701と比べると、コシが強くなり、また、やや固めの感触になっている。
シルエットは、501XXよりも股上は深いが、片面タブの701と比べるとかなり浅くなっており、男性でも穿きやすいものになっている。
ヒップのサイズは、片面タブの701と比べるとかなり抑えられ、普通のメンズ向けと同程度になっている。
バックポケット
やや横長にも見えるバックポケット。アーキュエイトステッチのみイエローステッチであり、その形も左右でバランスが異なる。
赤タブ
均等Vの両面タブ。
パッチ部
701には麻のパッチが用いられていたが、パッチが欠損しているため確認できない。ステッチも取られてしまっている。
ベルトループ（センター）
同時期の501XXと同じくオフセットベルトループになっている。
ジッパー
GRIPPER ZIPPERが使われている。
リベット裏
磁石の反応があるため銅メッキの鉄製と思われる。
コインポケット
ポケットの生地は縦使い、向こう布は横使い。裏はシングルステッチで縫われている。
アウトシーム
赤耳廃止後の501に見られるようなロック処理をした上での脇割り縫い。裾は、上糸オレンジ、下糸イエローのチェーンステッチである。
生地
色が一番残っている部分。縦落ち感が乏しい代わりに点落ちが目立つ。ネップも多く見られる。
生地
最も色落ちしている部分だが、全体的に色落ちしている中で線や点で剥げたような部分が目立つ。これはこれでヴィンテージ感が強く感じられる。
| 表記サイズ | ウエスト |
ヒップ | 前股上 | 後股上 | ワタリ | 股下 | 裾幅 | 総丈 |
| - | 68 | 107 | 36 | 40 | 30 | 77 | 21 | 110 |