LEE 101-LJ STORM RIDER(1970年代製)

 ライニング付きデニムジャケットとしてはおそらく最も有名で人気のあるLEE 101LJ。リーの冬物ジャケットは、"STORM RIDER"のタグが付けられているものが多いが、特に101 LJを指して"STORM RIDER"の呼称が用いられることも多い。ここで紹介するのは、1970年台のものと思われる一着。101 LJは表記よりもサイズ感が大きく感じさせることが多い上、小さめのサイズが出回ることが少ない中、ようやく見つけた一着だった記憶がある。

LEE_101J_前面
1970年台製のもののため、まだハンドウォーマーは付いていない。身巾が広いのがよく分かる。
LEE_101LJ_背面
背中の中央辺りに横に伸びているのは織りキズ。
LEE_101LJ_タグ

タグ

おなじみの刺繍タグ。ロットナンバーとサイズの下に"UNION MADE IN U.S.A."の表記。
LEE_101LJ_タブ

タブ

左胸ポケットにつけられたタブ。"M.R."と"○R"が付いている。
LEE_101LJ_ボタン

ボタン

"Lee RIDERS"の刻印入のボタン。このボタンは、まだ真っ直ぐに付けられているが、この時代のものでは、上下の刻印が逆さの状態でボタンが付けられている箇所もある。
LEE_101LJ_ユニオンチケット

ユニオンチケット

左胸ポケットの中にはユニオンチケットが付けられている。
LEE_131J_袖

"Lee RIDERS"のボタン。カンヌキによる補強がされている。
LEE_131J_生地

サイドアジャスター

黒の猫目ボタンのサイドアジャスター。残念ながら内側のボタンは取れてしまっている。
LEE_131J_生地

ブランケット

横縞のブランケットライニング。古い年代のライニングには、毛が硬化しインナーの上に着てもチクチクと感じさせるものもあるが、この時代のライニングになると肌触りも良くなっている。
LEE_131J_生地

生地

リーらしい縦落ちと淡いブルーが特徴の生地。写真は、背中の織りキズの箇所。同時代のリーバイスのものではここまでの織りキズが見られるものはほとんどないと思われるが、こういったところもリーらしいと言ってよいか。