サドルマンシリーズのブーツカット。綿64%、ポリエステル36%という混紡の度合いは1981年3月製のものと同じだが、こちらはリジッドの濃紺で、フラッシャーのデザインも異なる。また、フラッシャーには、1970年代頃のフレアジーンズなどで使われている生地を称する"DURA PLUS"の表記もある。
もう1本の716と比べても色の違いは歴然である。ギャランティーチケットが付いていないのは同じである。
フレアの程度はあまり大きくないブーツカット。
紙パッチ
品番の上に組成表示と、その右に"STUDENT"の文字。ティアオフタブが残っている。
フラッシャー
"RINCED DENIM"と書かれており、洗い加工がされていることが分かる。また、"THE STRONGEST INDIGO DENIM WE'VE EVER MADE", "FADE NATURALLY + FEWEW WRINKLES"と記載されている。
内タグ
洗濯方法、サイズが記載されているが、この716にも縮率の記載はない。
内タグ
"681"の数字から、1981年6月の製造であることが推測できる。"83"はトップボタン裏の数字と一致することから工場番号かと思われる。
バックポケット
やや縦長のバックポケット。アーキュエイトステッチの形が非常に整っている。
オレンジタブ
small eの両面プリントタブ。不均等"v"
トップボタン
銅メッキ鉄製ボタンで、505などに使われているものと変わりはない。トップボタン横の平行ステッチは、生地と同色のステッチ。
ジッパー
タロン42が使用されている。
トップボタン裏
ボタン裏刻印は"83"
リベット
オレンジタブだがリベットあり。銅メッキの鉄製リベット。コインポケットの補強は、リベットとカンヌキ。
リベット裏
アルミ製
アウトシーム
ロックで始末されている。裾はシングルステッチ。
生地
硬く張った感触の生地。スラブ感はほとんど感じられず、糸の均質化が進んでいたことが窺える。ただし、ところどころに縦長の線が見えており、色落ちするに従い、そうした線が現れてくる可能性はある。
| 表記サイズ | ウエスト |
ヒップ | 前股上 | 後股上 | ワタリ | 股下 | 裾幅 | 総丈 |
| W27/L33 | 70 | 86 | 28 | 35.5 | 26.5 | 82 | 21 | 108 |