プリシュランク生地を用いた551ZXXの後継モデル505で、BIG Eの赤タブが付く一本。パッチには"S"のスタンプが付く。アメリカ東海岸を主要なターゲットと言われている。
フラッシャーとギャランティーチケットが付くデッドストック。
やや細身で、膝から下がテーパードしている。
紙パッチ
BIG E期のの501であれば、品番の後の使用生地の表記("0217")はないが、505には付いている。紙パッチの下には、"PRE SHURUNK"書かれた紙のタグが付いている。同時期の501であれば、ポケット上のバータックでの補強が売りとして書かれているが、505ではバータックに記載はない。丈夫さよりも、縮みがないことでの買いやすさ、着用のしやすさにPRの重点が置かれていたことが窺える。
flasher
フラッシャーには、大きく"PRE-SHURUNK"と書かれている。
バックポケット
やや縦長で501と比べて少し大きめのバックポケット。バックポケットがやや大きめのせいか、501BIGEで見られるようなアーキュエイトステッチの左右の不均等さがみられない。
バックポケット裏
バックポケット裏は、シングルステッチ。
赤タブ
BIG Eの両面刺繍タブで、"V"の字は左右均等。
トップボタン
505系統に用いられた銅色のボタン。凹部の黒の部分に光沢がある。
ジッパー
タロン42が使用されている。
トップボタン裏
この時期の501ではあまり見られない"14"の刻印。東海岸を主要な市場にしていたモデルであることから、より東海岸に近い工場で生産されていた可能性もあろう。英字刻印の後のものなので、XX期によくみられる"14"とは異なる工場である可能性も強いと思われる。トップボタン横は平行ステッチ。ウエストベルトの生地は横使い。
リベット
501と同じく、銅メッキの鉄製リベット。
リベット裏
アルミ製のリベット裏。
コインポケット
コインポケット・向こう布ともに生地は縦使い。
コインポケット裏
コインポケット裏は、チェーンステッチ。"16"刻印を除く501BIGEと同じである。
アウトシーム
オレンジステッチのロックを掛けた上での脇割り。裾は、チェーンステッチ。残念ながら耳付きではない。
生地
見た目の色合いや触感は、501BIGEと変わるところは感じられない。XXと比べると青みが強い。スラブ感は、強くはないが、ある程度は感じられる。ネップは少ない。
| 表記サイズ | ウエスト |
ヒップ | 前股上 | 後股上 | ワタリ | 股下 | 裾幅 | 総丈 |
| W29/L30 | 76 | 106 | 28 | 37 | 27.5 | 76 | 19.5 | 102 |