551ZXXから連なるプリシュランク・ジッパーバージョンの代表的なモデルである505。元々は、アメリカ東海岸を主要なターゲットと言われるが、日本でも細身のストレートとして人気が高かったモデルである。前身の551ZXXのユースモデルである554ZXXは、さほど細身には作られていなかったが、これとくらべても明らかに細身になっていることが分かる。ここで掲載するのは、501であれば66前期に相当する1974年5月製のものであるが、縫製の仕様などは66前期の501と似ている点も多い。
フラッシャー・ギャランティーチケットのほか、紙パッチの下には小さなタグがついていたりと、パッと見ただけでも501とは異なる点が多い。見る限りでは、ベルトループのカンヌキ止めがイエローステッチで、それ以外はオレンジステッチ。
紙パッチ
"505-0217"の品番の上には、CAREスタンプが押されている。また、右に切り取り線の入ったティアオフタグが付けられている。紙パッチの下には、"SHRINKAGE CONTROLLED PROCESS 686"と書かれた紙のタグが付いている。
フラッシャー
フラッシャーにも冒頭から、"Shrinkage controlled at approximately 3% by our exclusive process 686."と書かれ、防縮加工を大きな売りにしていたことが窺える。○C1966の著作権表記が下にある。
ギャランティーチケット
"FOR OVER 120 YEARS"のギャランティーチケット。ここでも、"SHRINKAGE CONTROLLED BY PROCESS 686"の文字。下には"EVERY PAIR GUARAANTEED: A NEW PAIR FREE IF THEY RIP."と具体的な保証内容の記載がある。左下の著作権の年は1966年。
コインポケット
コインポケット・向こう布ともに生地は縦使い。コインポケット裏は、シングルステッチになっている。同時期の501は16番刻印のものを除き、チェーンステッチになっているが、この505は異なっている。
表記サイズ | ウエスト |
ヒップ | 前股上 | 後股上 | ワタリ | 股下 | 裾幅 | 総丈 |
W28/L29 | 74 | 103 | 29 | 37 | 27 | 76 | 19 | 101 |