1975年5月製の501、66前期モデルで、ボタン裏刻印が16の1本。66前期モデルの中でもボタン裏刻印が16のものは、他の66前期モデルと比べて古い生地が使われていると言われており、人気が高い。また、ディテールの点でも、16刻印のものは他の66前期モデルとは異なる点が多い。
9割ぐらいの色残りである。シルエットは、腿のあたりからテーパードしているが、通常よりその程度が強くカスタムされている可能性がある。
紙パッチ
パッチは、16刻印以外の66モデルと変わるところはない。右端にはミシン目の跡があり、元々はティアオフタグが付いていたと思われる。
内タグ
16刻印以外の66モデルと同じく洗濯の注意や縮率8%の記載がある。
内タグ
"5 75 16"という数字の記載があり、1975年5月の16番工場製ということが分かる。
バックポケット
ほぼ正方形のバックポケット。左右均等なアーキュエイトステッチ。なお、ステッチは、パッチを留めるステッチ以外すべてオレンジ。
バックポケット裏
バックポケット裏はシングルステッチ。
赤タブ
スモールe、不均等vの刺繍タブ。
トップボタン
文字の間に小さなポツポツが付いたボタン。
フロントボタン
トップボタンを除いて、ボタンは3つ。
フライボタン
フライボタンは、他の66モデルと変わるところではない。文字間に小さなポツポツが付いたボタン。
トップボタン裏
トップボタン裏の刻印は"16"。ウエストベルト上のステッチはチェーンステッチで、トップボタン横は平行ステッチ。
リベット
メッキされた鉄製のリベット。
リベット裏
リベット裏は、アルミ製。
コインポケット裏
BIG Eから通常はチェーンステッチで縫われている箇所だが、16番刻印の場合にはシングルステッチで縫われている。耳が使われていることも多いが、これは耳が使われていない。
フライ部
U字ステッチに合わせてカンヌキ留めが施されている。
アウトシーム・セルビッジ
購入時に裾にダメージがあったため、ダメージ部をカットした上で裾上げしており、オリジナルではない。赤耳はピンクに退色している。
アウトシーム
アウトシームは、BIG Eはシングルステッチ、66前期以降はチェーンステッチというのが一般的だが、16刻印のこの1本は66前期ながらシングルステッチで縫われている。
生地
まだ色が残っているめ、縦落ち感に関しては他の66前期モデルと違いがあるのか分かりにくい。色は、薄めで青みが強い66モデルと比べると、一段色が濃くなっている。
| 表記サイズ | ウエスト |
ヒップ | 前股上 | 後股上 | ワタリ | 股下 | 裾幅 | 総丈 |
| W28/L32 | 66 | 101 | 27 | 34.5 | 27.5 | 73.5 | 18 | 97 |