66後期モデル(66 chain)の1本でユースドで購入したものである。66前期モデルは縦落ちが目立つのに対し、66後期モデルは、縦落ち感がなくヴィンテージらしい色落ちをしないということが言われるが、ここに掲載するものに関しては、66後期にしては、1978年と比較的製造年が古いせいか若干の縦落ちにより適度なヴィンテージらしさがあるように思われる。
裾の捻れは、66前期のものに比べると小さい。
紙パッチ
紙パッチは、66前期や赤耳との違いは見分けられない。右側にはティアオフタグのミシン目が残る。
内タグ
写真では分かりにくいが、縮率について数字が1桁になっているのが薄っすらと分かり、赤耳モデル(縮率表記10%)ではなく66後期モデルと判別できる。
内タグ
上から3行目の数字が"7 8 6"となっている。1978年7月6番工場製と分かる。
バックポケット
正方形に近い形のバックポケット。アーキュエイトステッチは、左右のバランスが比較的整い、角度も浅いものになっている。
バックポケット裏
チェーンステッチで縫われており、内タグに書かれた縮率と併せて判断して、66後期モデルであると判別できる。
赤タブ
small eの両面刺繍タブで、"V"は不均等Vである。
バータック（バックポケット）
黒色のカンヌキ止めが施されている。
トップボタン
ポツポツが多いタイプのもの。トップボタン横は平行ステッチである。
フロントボタン
トップボタンを除いて3つ。先後のモデルと変わるところではない。
フライボタン
ポツポツがある足長Rではないボタン。
トップボタン裏
"6"の刻印。ウエストベルトの上はチェーンステッチ。
リベット
銅メッキ鉄製のリベット。先後のモデルと変わるところではない。
リベット裏
アルミ製のリベット裏
コインポケット
生地は、コインポケットが縦使い、向こう布は横使い。コインポケット裏はチェーンステッチである。
アウトシーム・セルビッジ
チェーンステッチで縫われている。
アウトシーム
チェーンステッチで縫われている。
| 表記サイズ | ウエスト |
ヒップ | 前股上 | 後股上 | ワタリ | 股下 | 裾幅 | 総丈 |
| W28/L36 | 68 | 102 | 27 | 33 | 26.5 | 75.5 | 19 | 98.5 |