リーバイス557の後継のモデルとして登場したリーバイス70505で、BIG Eの赤タブが付くことから1960年代後半から1970年代前半までに製造されたと推測できる。基本的なデザインは557と同じで、リーバイスのデザインのデニムジャケットの基本的なデザインとして定着している。557との相違点としては、着丈が長くより万人向けになっていることが挙げられ、その他ディテールの点でも557と違いがあると言われるが、過渡期のものは判別が難しいこともある。
557と比べて着丈が長いが、それ以外は外観上変わるところはない。
ポケット(フラップ裏)
表地と同じ生地が用いられており、ライトオンスの生地が用いられているわけではない。これは、557の後期モデルから続いているなお、フラップを開けた状態でポケットの上端は、557ではダブルステッチであったが、70505では黒の1本のステッチに変わっており、ポケット両端のカンヌキの色も黒になっている。
V字ステッチ
557と70505の判別法として、フロントヨーク下のV字型になっている部分の下端が557ではVの谷の間隔が狭く、70505では間隔が広いということが言われることがあるが、この70505は間隔が狭い。他の70505にも感覚が狭いものは散見されるため、個人的には、個体差によるところが大きいと考えている。