LEVI'S 506XX(1937~42年製)

 リーバイスのファーストタイプジャケット506XXは、生産時期によって仕様が異なるが、これについては、(1)フロントボタンとボックスステッチがずれていること、(2)赤タブが付いていること、(3)シンチバックの金具が針付きのものであること、(4)フロントボタンの文字の刻印がかなり深めになっていることから、1937年から1942年までに生産されたものと推測される。

LEVI'S506XX(1937)

相当色落ちしているとともに、ヒジの辺りなどはくっきりとハチノスが出ており、かなりハードに着込まれていたことが窺える。ポケットは左胸に一つ。フロントプツの部分にある3つの長方形のステッチとボタンの位置とで若干のズレがあり、1941年前のモデルであることの判別法の一つとなっている。

LEVI'S506XX(1937)_ポケット

ポケット

フラップ付きのポケット。フラップの下端は、角ばっておらず、緩やかなエッジとなっている。

LEVI'S506XX(1937)_ポケット裏

ポケット(フラップ裏)

フラップの裏は、ライトオンスの2×1の生地になっている。
LEVI'S506XX(1937)_パッチ

パッチ

本来は革パッチが付いていたと思うが、取れてしまい、ステッチだけが残っている。

LEVI'S506XX(1937)_赤タブ

赤タブ

表面のみに刺繍が入ったいわゆる片面タブ。赤タブが付いていることから、1936年より前のものではないことがわかる。

LEVI'S506XX(1937)_トップボタン周辺

トップボタン周辺

トップボタンからフロントヨークの下端まで逆コの字のステッチが入っている。復刻モノだと、フロントボタンから横から裾まで一直線に縫われているものが多い。

LEVI'S506XX(1937)_フロントボタン

フロントボタン

鉄製のボタンで、文字の刻印がかなり深めでシャープになっており、戦後に使われていたボタンとはひと目で違うものと分かるほどである。

LEVI'S506XX(1937)_前立て裏・フロントボタン裏

前立て裏・フロントボタン裏

前立てには耳の部分が使われている。また、フロントボタンの裏は、ドーム型になっている。 

LEVI'S506XX(1937)_シンチバック

シンチバック

背中には針付きのシンチバックが付いている。

LEVI'S506XX(1937)_シンチバック

シンチバック

シンチバックの金具。2本針で針を受ける部分はザラザラとした加工がされている。金具は、""の刻印入り。

LEVI'S506XX(1937)_リベット

リベット

フロントポケット、シンチバック、袖にリベットが付けられている。"CO"の"O"が大文字のため、1937~1941年の間でも比較的後に生産されたものではないかと推測される。

LEVI'S506XX(1937)_リベット裏

リベット裏

これはシンチバックの部分のリベットの裏。銅製。

 
LEVI'S506XX(1937)_生地

生地

比較的色が残っている箇所は粒落ちが、色落ちが進んでいる箇所は縦落ちが、それぞれはっきりと出ており、かなりハードな雰囲気に見える生地である。