BIG SMITH Buckaroo Western Jeans (1960~70年代製)

 ワークウェアブランドBIG SMITHのウエスタンラインであるBuckarooのストレートジーンズ。年代の特定が難しいが、ジッパーにタロン42を使用していることや、ヴィンテージにしてはヘビーオンスの14.25オンスのデニムを使用していることから、1960年代後半~70年代の製造であると思われる。BIG SMITH Buckarooのデニムジャケットにも見られる蹄鉄を表したヒップポケットのステッチが特徴的である。

BIGSMITH_Backaroo
フラッシャー付きのデッドストック。糊も落とされていない。
BIGSMITH_Backaroo_前面
ストレートだが、テーパードが強めである。
BIGSMITH_Backaroo_背面
BIGSMITH_Backaroo_フラッシャー

フラッシャー

カウボーイのイラストが描かれたフラッシャー。14 1/4オンス強の丈夫なデニムの使用を謳っている。面白いことに、"COARSE WEAVE DENIM"(粗織りのデニム)と書かかれているのだが、これが当時どういったセールスポイントになっていたのかはよく分からない。
BIGSMITH_Backaroo_タグ

タグ

サイズなどが書かれた紙タグ。下には"3.59"、上には"4.99"と手書きで書かれているが、これは価格であろうか。
BIGSMITH_Backaroo_タグ

タグ

内タグではなく、リーバイスやリーのジーンズで言えばパッチが付けられている部分に、タグが付けられている。1960~70年代であれば、プリントタグが多くなっているが、これは刺繍タグである。
BIGSMITH_Backaroo_ユニオンチケット

ユニオンチケット

見えにくいが、バックポケット裏にはユニオンチケットが付いている。
BIGSMITH_Backaroo_バックポケット

バックポケット

蹄鉄の型のステッチが入ったバックポケット。下辺は、やや丸みを帯びている。
BIGSMITH_Backaroo_タブ

タブ

ヒップポケットにつけられた刺繍タブ。文字は"Buckaroo"ではなく"BIG SMITH"
BIGSMITH_Backaroo_トップボタン

トップボタン

"BIG SMITH"の刻印が入ったスナップボタン
BIGSMITH_Backaroo_ジッパー

ジッパー

タロン42が使用されている。
BIGSMITH_Backaroo_リベット

リベット

"BACKAROO"の刻印入りのリベット
BIGSMITH_Backaroo_トップボタン裏

トップボタン裏

ウエストベルトを折り返したうえでボタン裏で留めている。ボタン裏は"L"の刻印。
BIGSMITH_Backaroo_コインポケット

コインポケット

リーバイスと同じようなコインポケット。
BIGSMITH_Backaroo_アウトシーム

アウトシーム

白い糸のロックを掛けた上での脇割り縫い。裾は、黒糸でのシングルステッチ。
BIGSMITH_Backaroo_生地

生地

深い青みの左綾の生地。14 1/4オンス超とあって、しっかりとした厚さは感じられる。フラッシャーには粗織りのデニムと書かれていたが、他のワークウエアブランドのものと比べてさほど粗さが際立っているわけではない。。

表記サイズ ウエスト
ヒップ 前股上 後股上 ワタリ 股下 裾幅 総丈
W27/L28 68 95 27 35 27.5 70 18 98