2020年10月10日にリーバイスのデニムジャケットの写真集"Levi's VINTAGE DENIM JACKETS TYPEⅠ/TYPEⅡ/TYPEⅢ"が発売されたことに合わせて発売されたLEVIS VINTAGE CLOTHING(LVC)のファースト大戦モデルの復刻ジャケット。ヴィンテージマニアの間でも特に人気が高い背面が2枚の生地で構成される「Tバック」仕様を復刻したものである。この仕様は、46以上のビッグサイズに採用されていたものであり、この復刻もサイズ46のみで506着限定で展開された。復刻品は、サイズが現代風に調整されることが多いが、ここで紹介するものは、オリジナルのサイズ感を残す方向でデザインされている。また、既にコーンデニム社のホワイトオーク工場が閉鎖された後に製造それたものであるが、リーバイス社に残っていたホワイトオーク工場製のLVC向け生地を使用した贅沢な一着になっている。

LVC S506XXE_前面
サイズ46と言っても、身幅は大きいが、着丈・袖丈とも短い。筆者(身長170cm、体重55kg)でも、さほど違和感なく着用できてしまう。大戦仕様のため、フロントボタンは4つ。
LVC S506XXE_背面
背中は、前述のように2枚の生地をつなげて構成された「Tバック」になっている。また、腰部には、シンチバックが付けられる。
LVC S506XXE_背面
背面の拡大。サイドのプリーツがやや深めに入っている。
LVC S506XXE_patch

パッチ

LOT NO.として"S506XX"にビッグサイズを表す"E"を足してプリントされている。素材は牛革。
LVC S506XXE_タグ

タグ

LVCには、オリジナルの製造時期などを記したタグが付くことが多いが、これには、シンプルなタグが付くのみである。
LVC S506XXE_内タグ

内タグ

LVCのリジッドのデニムは、アメリカ製からブルガリア製に移行していたが、その後トルコ製のものも多くなっているようであり、これもトルコ製である。製造時期は、2020年1月ごろのようである。なお、このタグの右には、限定のエディションを記載したタグも付く。
LVC S506XXE_ポケット

ポケット

フラップ無しの大戦仕様のポケット上端はリベットで止められている。
LVC S506XXE_赤タブ

赤タブ

ポケットには、いわゆる片面タブが付く。
LVC S506XXE_ボタン

ボタン

鉄製の月桂樹ボタン。ボタンの数は、前述のとおり4つ。
LVC S506XXE_前立て

前立て

前立ての部分には、左右それぞれ2本のプリーツとそれを留めるボックスステッチが入れられているが、ボックスステッチは、左右で位置がずれている。
LVC S506XXE_前立て

前立て

前立ての裏側には、赤耳が見える。
LVC S506XXE_シンチバック

シンチバック

背中に備わったシンチバック。両端がリベット留めされている。
LVC S506XXE_バックル

バックル

バックルは針刺しタイプだが、真ん中の部分を切らないと、針にならないよう配慮されている。
LVC S506XXE_リベット

リベット

無刻印のリベット。オリジナルと異なり、鉄製ではない。
LVC S506XXE_リベと裏

リベット裏

オリジナルと同じ刻印が入ったリベット裏だが、やはり鉄製ではない。
LVC S506XXE_袖

袖口にも月桂樹ボタンが使われており、リベットで止められている。ファーストモデルには、袖が1枚の生地で作られているものと、2枚の生地で作られているものがあるが、これは2枚袖の仕様になっている。
LVC S506XXE_生地

生地

前述のとおり、コーンデニム社ホワイトオーク工場製の生地が使用されている。筆者が所有するホワイトオーク工場製の記事を使用したLVCの製品と比較してみたが、1944年モデルの生地が使用されていると見てよいのではないかと思う。やや黒みがかった色合いで、あまり強くはないがスラブ感も適度に感じられる。ネップはあまり見られないが、ところどころ小さな織りキズが散見される。

表記サイズ 肩幅
身幅 着丈 袖丈
46 54.5 64 59 54.5