LVC 90501-0009 (1890年モデル)(2015年製)

リーバイスの復刻ラインLEVIS VINTAGE CLOTHING(LVC)の1890年の製品の復刻モデルで、コーンデニム社の生地を使用していた時代のもの。リーバイスの公式サイトでは、"501"の品番が与えられたのは1890年とされているため、最初の501の復刻モデルということになるが、"501"の品番が付いた時期については諸説あるようで、確定的に言えるわけではないようである。LVCの1890年モデルは、時期によって染めの浅い生地を使用したものと濃紺の生地を使用したものに分かれるが、これは前者の生地を使用したものである。

LVC90501-0009
糊を落としていないリジッドの状態。1890年代の復刻であるためフラッシャーもギャランティーチケットも付いていない。
LVC90501-0009_背面
かなり太めのストレート。リジッドであるにもかかわらず、かなり色が薄いことが分かると思う。
LVC90501-0009_背面
バックポケットは右にしか付いていない。サスペンダーボタンとシンチバックが付くが、ベルトループはない。
LVC90501-0009_パッチ

パッチ

革パッチが付けられている。当時からオリジナルにも革パッチが付いていたことは確かであるが、果たしてこのようなデザインであったのかどうかは定かではない。
LVC90501-0009_タグ

タグ

"LEVI'S VINTAGE CLOTHING"のタグが付く。
LVC90501-0009_スレーキ

スレーキ

オリジナルでは、ギャランティーチケットの代わりにスレーキにその品質を謳う内容のスタンプが押されていたようで、この復刻品でも再現されている。
LVC90501-0009_バックポケット

バックポケット

右にのみ付けられたバックポケットには、一本針によるアーキュエイトステッチが施され、左右の上端はリベット止めされている。
LVC90501-0009_トップボタン

トップボタン

"LEVI STRAUSS & CO S.F. CAL"の刻印が入ったシルバー色のボタン。501のボタンでも我々か見慣れたものとはかなり印象が異なる。中心が少しへこんでいる。
LVC90501-0009_フロントボタン

フロントボタン

表記サイズ30インチで、フライボタンは3つ。
LVC90501-0009_フライボタン

フライボタン

無刻印で、トップボタンと同じく中心がへこんでいる。
LVC90501-0009_トップボタン裏

トップボタン裏

"4420"の刻印。
LVC90501-0009_シンチバック

シンチバック

形状は当時のものが再現されている。
LVC90501-0009_股リベット

股リベット

股の部分もリベットで補強されている。やや黒ずんだ色のリベット。
LVC90501-0009_コインポケット

コインポケット

コインポケット、向こう布ともに生地は横使い。
LVC90501-0009_コインポケット裏

コインポケット裏

コインポケット裏には耳の部分が使われている。
LVC90501-0009_アウトシーム

アウトシーム

太い白耳。裾はピッチの細かいシングルステッチになっている。まだ、大量生産用の工業用ミシンが導入されていなかった時期のモデルであり、オリジナルもシングルステッチであったと推測される。なお、縫製は、他の箇所も同様にピッチの細かなシングルステッチで行われている。
LVC90501-0009_インシーム

インシーム

インシームは、オリジナルを再現してか、ロックをかけず切りっぱなしのままで縫い合わせて処理されている。
LVC90501-0009_生地

生地

前述のとおり、染めが浅い生地が使用れされている。かなりライトオンスの3×1の生地で、スラブ感が目立つがネップはほとんど見られない。実際に色落ちさせるとかなり長い縦落ちがみられる。

表記サイズ ウエスト
ヒップ 前股上 後股上 ワタリ 股下 裾幅 総丈
W30/L34 77 110 31.5 36.5 29 83 21 115